8人制に感じる『集団的』 私感ですが。

雨です。私の勤務先は、街中　桜の花びらで道路がピンクに染まっています。また、これはこれで宜しいですね。

最近、順蹴ＦＡで、大谷屋酒店様（ＪＲ酒々井駅東口正面にあります）からお借りしているマイクロバスの管理にミスが相次いでしまい信用を無くしてしまっています。

じゅうぶんに反省し、感謝の気持ちを持って最後の点検までしっかりとやることをここに宣言致します。

ほんとうに、こんなに気軽にマイクロバスをお借りできる方は、そうそういらっしゃるものでもなく、選手と共にいっそうの注意を払いお借りできるようにしていきたいと思います。

さて、先週末は偶然　瑠偉がジュニア時代に所属していたチームの練習試合に出くわしました。

5.6年生の選手達。私も彼らが低学年だった時にちょっとだけ携わっていた関係で、懐かしく、そして、一丁前にサッカー選手になった顔やプレーを観て頼もしく、嬉しくなりました。

そんなこんなで、午後の時間が試合観戦となりました。

ゲームは、『8人制』でした。私は初体験で、それも興味深い事だったのですが、『ボールをいっぱい触り、プレーの機会を増やす。』ことが8人制導入の主旨だったかなぁと思いますが、実際のところ、スペースができたことで、特定のドリブルがまぁまぁ上手な選手がボールを扱う時間が増えた…という印象。

ボールを扱う時間の短い選手は、リアクション的にボールが近くに来た時にプレーが限定されてしまい、自分が良い姿勢でボールを持つことができない感じが有りました。

先日　千葉県のフットボールカンファレンスに参加した時に、レイソルU‐12　松原コーチからの報告があり、『集団的』というお話を聞くことができました。

『集団的』とは何か? 　『みんなでボールを運ぶ。』『みんなでゴールを奪う』『みんなでボールを奪う』といった事でしょうか。

あくまで、チームスポーツとして、選手たちが　どこに　どのように　いつ　関われるかを指導の観点としているお話はうなづけるものでした。

そのお話を聞いた後での、今回の初8人制観戦でしたので、いわゆる末端までコンセプトが伝わりきれていないのではないかという疑問を持ちました。

まぁ、『勝利』を追及するのであれば、ボール扱いが上手、スピードが他の選手よりあるなどの選手がゲームを進め、ゴールを奪うことには何の問題もないわけです。いわゆる『個人技』での勝敗です。

ん～　まぁこの練習試合しか観ていないので、何とも言えない部分も有るのですが、順蹴ＦＡの新1年生達のプレーを評価しても、『集団的』というイメージでプレーをしている選手が見当たらないなぁというのが率直です。

順蹴ＦＡでも、三戸代表の指導の下、『集団的』という認識をもってゲームに入ることができているのと思うのは、まぁ最終学年を迎えてからでしょうか。

それまでは、三戸代表から『頼むから仲間を観てくれ』　『頼むからチームの為に何ができるか考えよう』などと言われ続けます。

これも先日　千葉県の無名公立高校を、今ではベスト8の常連校に仕上げた廣田先生にお話を伺うことがあったのですが、高校年代でも、1年生で指導するのは、この『集団的』ということだとお話しされていました。

という事は、ジュニアユース年代を卒業してきた子たちでも、まだこの『集団的』としいう視点からのサッカーの認識度には凸凹感があるということでしょうか。

でも、でもレイソルU-12の選手達は、小学生年代でこの『集団的』という認識を求められながらトレーニングしている。やはりここに、『差』が生じてしまうのは致し方ないでしょう。

疑問から、批判になってしまう感じもあるので、ここで止めます。

順蹴ＦＡでは、サッカーだけではなく、生活面からこの『集団的』としいう認識をもってもらいたいと三戸代表が指導に当たって頂いています。

象徴的なのが『挨拶』で、みんなが同じタイミング、並んで、誰かの先導で…という挨拶は順蹴ＦＡではご法度的です。個々がTPOを踏まえ、挨拶される方の状況を判断し、自発的に、気持ちよく、そして集団を意識することで、その挨拶の方法を考えて欲しい。

これは、順蹴ＦＡ3年間で、選手たちが何百回と聞くことになる話です。

この挨拶が上手にできる選手は、毎年チームの中心であり、ユースに戦いの場所を変えても逞しくい続けます(サッカーが上手いか否かは別問題ですが…)。

『集団的』　なかなか深い事ですが、追及しなくてはなりませんね。